一棟ものマンションを運営するメリット・デメリットと注意点
についてお話ししていくね!
そもそも一棟ものマンションって?
一棟ものマンションについて深掘りしていく前に、ご存じない方の為にも
そもそも一棟ものマンションとは一体何かと言う点についてお話ししていきましょう。
一棟ものマンションとは、マンションの中の一部屋のことを指す区分マンションとは異なり
マンション一棟丸ごとのことを指します。
一棟丸ごと保有すると言うことは、
もちろんマンションのお部屋全てを保有することでもある為、
そのロットの多さから区分マンションと比べると収益が高いところが魅力です。
一棟ものマンションを保有するメリット
ここまで、そもそも一棟ものマンションとは一体何か
と言う点についてお話ししてきましたね。
ここからは、一棟ものマンションを保有するメリットについてお話ししていきましょう。
一棟ものマンションを保有することのメリットは大まかに以下の通りです。
- 家賃収入が0になってしまうリスクを抑えられる
- 自身で運営(方針)をコントロールできる
それでは、これらの内訳について詳しくお話ししていきましょう。
家賃収入が0になってしまうリスクを抑えられる
一棟ものマンションを保有するメリットの一つ目に挙げられるのは、
家賃収入が0円になってしまうリスクが最小限に抑えられると言う点です。
区分マンションであれば、集うことができる入居者さんは1人か1組ですので、
入居率は0か100になってしまうリスクが付き纏います。
しかしながら一棟ものマンションを保有すると、区分マンションとは異なって
もちろんその建物のお部屋全てを保有することになりますから
それだけ同時に集うことができる入居者さんの数は多くなりますよね。
その為、入居率が0パーセントになる確率は非常に低いと言えます。
そこから言えるのは、
入居率が0パーセントになってしまう確率の低い一棟ものマンションは
家賃収入が0円になってしまうことが殆どないと言うことです。
自身で運営(方針)をコントロールできる
一棟ものマンションを保有するメリットの二つ目に挙げられるのは、
自身で運営(方針)をコントロールすることができると言う点です。
区分マンションであると、再度申し上げる様ですが
保有しているのはマンション一棟の中の一部屋ですので
建物や土地そのものの所有権と言うものを保有していません。
加えて、管理の方針や方法などに関しても
管理組合(マンションなどを共同で管理する組合)によって決められてしまう為
自身の思う様に運営をコントロールすることが難しいと言えます。
しかしながら、一棟ものマンションを保有しているのであれば
建物や敷地の所有権は自分自身にありますから、
自分の思い通りの運営や管理方針・方法を行なっていくことができます。
一棟ものマンションを保有するデメリット
ここまで、一棟ものマンションを保有するメリットについてお話ししてきましたね。
ここからは、一棟ものマンションを保有するデメリットについても触れていきましょう。
一棟ものマンションを保有することのデメリットは大まかに以下の通りです。
- 建物によっては空室が多く生まれてしまう可能性がある
- 管理に手間とお金がかかる
それでは、それぞれの内訳について詳しくお話ししていきましょう。
建物によっては空室が多く生まれてしまう可能性がある
一棟ものマンションのデメリットの一つ目に挙げられるのは、
建物によっては空室が多く生まれてしまう可能性があると言う点です。
建物によっては、と言う点を具体的に表現すると
築年数が経っていたり、周辺の立地があまり良くない場合などです。
築年数が経っていると、競合物件に同じ様な家賃額の新築物件がある場合、
どうしても新築の方を選ぶ方の方が多くいらっしゃいます。
また、駅が遠かったり、銀行やスーパー、病院などが近くに無いなど
周辺の立地が悪い場合も同様に空室の原因になってしまいます。
これらの要因によって空室が出てしまう場合、
空室対策によって対処可能なこともございます。
効果的な空室対策については、こちらの記事をご参照ください。
管理に手間とお金がかかる
一棟ものマンションのデメリットの二つ目に挙げられるのは、
管理と手間とお金がかかると言う点です。
区分マンションであれば管理組合の組合全員が建物のメンテナンス費用を出す為、
一人当たりの負担はそれほど大きくありません。
しかしながら、一棟ものマンションを一人で保有するとなると、
莫大な金額を一人で負担しなくてはいけません。
また、通常の管理(建物の清掃や点検、入居者さん対応など)も
部屋数が多いだけあって沢山の時間や体力を割かなくてはいけません。
こちらの対処法といたしましては、
管理会社さんに管理業務を委託することが挙げられます。
良質な管理会社さんの選び方などについては、こちらの記事をご参照ください。
一棟ものマンション投資を成功させる方法
ここまで、一棟ものマンションのデメリットについてお話ししてきました。
ここからは、
一棟ものマンションへの投資を成功させる方法についてお話ししていきましょう。
一棟ものマンション投資を成功させる方法は以下の通りです。
- 管理会社さんの力を借りる
- あらゆる事を想定してシュミレーションを行う
- リサーチは抜かりなく行う
それでは、それぞれの内訳について詳しくお話ししていきましょう。
管理会社さんの力を借りる
一棟ものマンション投資を成功させる方法として一つ目に挙げられるのは、
管理会社さんの力を借りる事です。
一棟ものマンションの管理を全て一人で行うことは、非常に難しいことです。
特に、これまで不動産投資の経験がない方であったり、
一棟ものマンションへの投資の経験がない方にとっては重労働に感じるでしょう。
副業で不動産投資を行いたい方にとって、
それによって疲弊してしまっては元も子もありません。
その点、管理会社さんは管理のプロフェッショナルですから、
管理手数料がかかってしまっても業務を委託することがおすすめです。
あらゆる事を想定してシュミレーションを行う
一棟ものマンション投資を成功させる方法として二つ目に挙げられるのは、
あらゆる事を想定してシュミレーションを行う事です。
例えば、空室率の最低ラインや現実的な家賃収入の利益、
金利上昇などを考慮したローンの返済、
大規模修繕やメンテナンスのために必要になる費用とその積み立てなど
手間がかかってしまっても、投資を成功させるために
ここにはきちんと時間を割いて現実的にシュミレーションを行いましょう。
リサーチは抜かりなく行う
一棟ものマンション投資を成功させる方法として三つ目に挙げられるのは、
リサーチは抜かりなく行う事です。
周辺の立地や競合物件によって空室が生まれてしまう可能性がある、と言う
お話しを一棟ものマンション投資のデメリットの所でお話ししました。
自身が求めている理想の物件を探すことも重要ですが、
投資を成功させたいという目的にとって最重要なのは、
その物件がきちんと利益が出るのかと言う点です。
失敗を事前に避けるためには、
投資対象の物件の周辺環境のリサーチは抜かりなく行いましょう。
まとめ
- 家賃収入が0になってしまうリスクを抑えられる
- 自身で運営(方針)をコントロールできる
- 建物によっては空室が多く生まれてしまう可能性がある
- 管理に手間とお金がかかる
- 管理会社さんの力を借りる
- あらゆる事を想定してシュミレーションを行う
- リサーチは抜かりなく行う
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