適した銀行を選ばないと融資を受け難い場合もあるよ！
それぞれの銀行の違いと、適した銀行を選んで確実に融資を受ける方法
についてお話ししていくね！
不動産投資に用いられる金融機関
不動産投資では、融資を受けてレバレッジをかけることで
小額の自己資金でも大きな利益を得られることがメリットとされています。
そのため、不動産投資では銀行さんとのお付き合いが欠かせません。
ここではまず、不動産投資で用いられる銀行の種類についてお話ししていきましょう。
都市銀行（メガバンク）
都市銀行は「メガバンク」と言うことがあります。
メガバンクという言葉自体に、明確な定期はありませんが
東京や大阪などの都市を拠点に全国に支店を置く大手の銀行を指します。
どの地域にも支店がある為、投資先の不動産がオーナー様が住んでいる場所から遠くても
融資の対象になるケースがあります。
他の融資先に比べると金利も安く、大手の銀行ゆえに信頼しやすいですが
不動産投資の実績がほとんどない場合には融資が降り難い傾向にあります。
地方銀行
地方銀行は都市銀行とは少し異なり
それぞれの都道府県に拠点を起き、拠点の地域に根ざして融資を行う金融機構です。
その為、地方銀行から融資を受ける際には
オーナー様が住んでいる地域と投資先の不動産が同じではないと難しいでしょう。
都市銀行に比べて金利が高い傾向にあり、地域も限られる為
人によっては少々不便に感じるかもしれませんが
その土地の企業や個人事業主との取引がメインなので比較的融資を受けやすいでしょう。
信用金庫
信用金庫は、地方銀行によく似ていますが厳密に言えば銀行ではありません。
地方銀行と同じく、それぞれの地域に根ざしていますが
異なるのは地域の方々が会員となり、会員の方々から集めた資金で取引を行っています。
つまり信用金庫は、その地域を繁栄させるために設立された非営利の金融機関なのです。
そのため、都市銀行や地方銀行に比べると
不動産投資の実績がほとんど無くとも融資が降りやすい傾向にあります。
ただし、信用金庫法によって（詳しくは後にお話しします）
「どのような方が」「どれぐらい融資を受けられるのか」
が決まっておりますので注意が必要です。
ネット銀行
手数料が安く、店舗に足を運ぶ必要がないため使う方々が増えているネット銀行。
そんなネット銀行からも、不動産投資のための融資を受けることができます。
審査から報告まで全てがオンライン上で行えるため、
忙しい方にとっては救世主とも言えますが
対面で面談できないことが災いとなって審査が厳しくなっています。
オーナー様の人柄や熱意よりも、実績や資産状況など
目に見える成功がない場合はあまりおすすめできません。
また不動産投資用の融資が受けられると言っても、
それほど多くの方が用いている訳ではありませんのでトラブルが起こった際には注意です。
信用金庫と銀行の違いは「法律」にあり
さて、ここまで不動産投資に用いられる金融機関について見てきましたね。
そこで「地方銀行」と「信用金庫」は似て非なるものであると言いました。
その違いは法律にあります。
地方銀行だけでなく、全ての銀行と名のつくものは「銀行法」
信用金庫は「信用金庫法」に基づいて営業しています。
ここからは、信用金庫と銀行の違いについてお話ししていきましょう。
銀行法と信用金庫法の違い：融資対象
既に申した通り、銀行は銀行法、信用金庫は信用金庫法に基づいています。
これらの法律によって、銀行と信用金庫は運営方法だけでなく
誰に融資できるのかが異なります。
まずは、銀行と信用金庫の融資対象の違いについて見ていきましょう。
銀行：制限なし
信用金庫：原則会員のみ。700万円以下であれば会員でなくとも融資対象になる。
銀行では口座を持っていると融資を受けやすくなる傾向はありますが、
基本的に融資対象の条件は設けられていません。
対して信用金庫では、原則会員のみに融資を行っています。
700万円以下であれば例外として融資を受けられますが、
基本的に信用金庫から融資を受ける場合には会員になる必要があります。
銀行法と信用金庫法の違い：会員資格
銀行と信用金庫の異なる点として、会員資格の有無も挙げられます。
銀行では融資を受けるために入会しなくてはならない会員システムはありません。
信用金庫から融資を受ける場合には、会員になる必要があり、
会員になるためには以下のように信用金庫法によって定められた条件が設けられています。
- 地区内に住所または居所を有する者
- 地区内に事業所を有する者
- 地区内において勤労に従事する者
- 地区内に事業所を有する者の役員
- 地区内に転居することが確実と見込まれる者
- ＜事業者の場合＞
従業員300人以下または資本金9億円以下の事業者
その地域を繁栄させることを目的とした非営利団体ですから、
やはりその地域が居住地であったり、投資先でなくては会員になり難いでしょう。
適した銀行を知って確実に融資を受けよう
ここまでそれぞれの銀行の特徴についてお話ししてきましたね。
ここからは、あなたの属性や希望に応じて
どの銀行が適しているのかについてお話ししていきましょう。
ご自身に適した銀行を知ると、融資を受ける難易度が大幅に変わりますので
ぜひご参考にお読みください。
不動産投資初心者さんには地方銀行・信用金庫
これから不動産投資を始める初心者さんは、地方銀行や信用金庫がおすすめです。
実績のない不動産投資初心者さんが融資を受けるには、熱意と準備が必要です。
地方銀行や信用金庫は、営業形態が異なるものの
都市銀行などのメガバンクよりも人柄と理念を重視してくださる傾向にあります。
信用金庫は地域のための助け合いを念頭においているため、
不動産投資を通じてその土地を豊かにしたいという熱意があると円滑に進むでしょう。
しかし、それだけでは金融機関側も融資がし難いため、以下のような準備が必要です。
- 融資を受けたい銀行に口座を持つ（信用金庫の場合、加えて会員になると良い）
- その銀行を給料の振込先や預金先にする
- 不動産投資ローンの前に、小額で良いので取引を行う
これらのポイントを抑えると、初心者でも融資を受けやすくなります。
遠方に投資したいなら都市銀行
ご自身の居住地から離れた場所に投資したいのであれば、
全国区域に支店を持っている都市銀行がおすすめです。
ただし、都市銀行は大手の企業や10億円以上の資産があるメガ大家さんを
主な取引対象としていますから、
オーナー様の属性が非常に高い場合でない限り融資を受けるのは難しいでしょう。
投資先を増やしたい場合は新規開拓
既にいくつかの不動産投資を長期に渡って不動産投資を行っている方が
投資する不動産を増やしたい場合は、
新規開拓で今まで取引がない銀行さんとお取引するのも良いでしょう。
もちろん、現在お付き合いがある銀行さんから再度融資を受けるのも手です。
しかし、もしも現在保有している不動産のローンが完済しているのであれば
どの銀行さんから見ても安心して融資ができる証拠になりますので
融資額が増えたり、金利が安い銀行さんとのお取引を始めるのも可能でしょう。
今までは少し手が届かないかな、と思っていた銀行さんとお付き合いを初めてみると
新たな不動産投資の境地が開けるのではないでしょうか。
まとめ
- 都市銀行
- 地方銀行
- 信用金庫
- ネット銀行
遠方への投資なら都市銀行、新たに投資先を増やしたい方には新規開拓するのがおすすめだったね！
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