【空室対策にも有効な不動産投資術】
「防犯対策」に力を入れて他の競合物件と差をつける方法!
という事で、防犯対策のあれこれについてお話していくね!
防犯対策を行えば、空室対策にも効果バッチリ!?
安価ながらも効果的な防犯対策について見ていく前に、
まずは何故防犯対策が空室対策にも有効になるのかという点について見ていきましょう。
その理由を探る為に、全国の侵入犯罪被害の現状と、
セキュリティーの高さがお部屋をお探しの方にとってどれほど需要があるのか、という点を
一緒に紐解いていきましょう。
全国の侵入犯罪被害について
警察庁の「すまいる防犯100当番」
(警察庁 すまいる防犯100当番 データで見る侵入犯罪の脅威 )によると、
侵入犯罪の件数は年々減少しているにせよ、
令和2年には全国で2万件もの空き巣被害が起こっているとのことです。
また、侵入犯罪が発生しやすい場所としては、以下の通りです。
- 戸建て物件(37パーセント)
- 一般事務所(11.7パーセント)
- 3階以下のアパートやマンションなどの集合住宅(9.3パーセント)
- 4階以上のアパートやマンションなどの集合住宅(4.3パーセント)
上記の表を見て頂ければ分かる通り、戸建ての物件や集合住宅など、
不動産投資を行う際に頻出する住宅が狙われやすいことが解りますね。
入居者さんに安心して定住して頂く為にも、
空き巣などの被害から守れる強靭な防犯性は必要であると言えます。
防犯性の高さは実際にどれほどの需要があるのか
このような上記の理由も踏まえてか、お部屋をお探しの方のこだわり条件として
「防犯性の高さ」を重視される方もいらっしゃいます。
事実、2021年に公開された全国賃貸住宅新聞さんの人気設備ランキング2021
コロナの影響を受けてインターネットの需要などが変動しているにも関わらず、
4位にはTVモニター付きインターホンや、8位にはエントランスのオートロック、
また、9位には防犯カメラなど、防犯対策に即した設備が人気を誇っています。
これらのデータから見るに、防犯対策の設備は時代の影響を受けづらく、
その需要も削がれることはない、という事が解りますね。
その為、一度防犯のための設備を揃えてしまえば、
競合物件とも差をつけられる付加的な価値が生まれる為に、
空室対策にも有効的であるという事が言えます。
お手軽に行える防犯対策「ドア」編
ドアは人が出入するために必要不可欠ですが、
残念な事ながら侵入者の被害を受けやすい場所でもあります。
そのような被害を未然に防ぐ為にも、
ここからは、お手軽でも非常に効果のある防犯対策「ドア」編をお教えします。
TVモニター付きインターホンの導入
全国賃貸住宅新聞の人気設備ランキングでも上位に入っていた
TVモニター付きのインターホンは、特に一人暮らしの女性などに需要があります。
玄関チャイムなどの配線を利用して簡単に取り付けが行えるタイプのものが多数あり、
オーナ様自身で設置すれば費用も抑えられます。
また、価格も10000円~と手に入れやすい為、
導入しやすいのに効果的なアイテムだと言えます。
ドアの内側にあるのぞき穴は塞ぐ事!
本来であればドアののぞき穴の外側から、部屋の中を見ることはできませんね。
しかしながら、今は何でも売られている時代。
外側からでも部屋の中を覗けるグッズが安易に販売されております。
外側から除かれることによって、部屋に誰もいないことが解れば、
侵入被害も受けやすくなってしまいます。
もしも保有しているマンションのドアにのぞき穴がある場合は、
塞ぐようにし、代わりにモニター付きのインターホンを導入するなどしましょう。
ドアの鍵を二つにする
防犯対策として有効なもう一つの方法は、ドアの鍵を二つにすることです。
ドアの鍵が二つ付いていると、その分開錠時間が掛かってしまう事から、
侵入者は複数の鍵が掛かっているドアのピッキングを避ける傾向にあります。
このことから、非常に防犯効果も高いと言えますが、導入も意外に容易です。
現在のドアを鍵が二つ付いているドアと取り換えることもできますし、
穴を開けなくとも設置可能である錠前は3000円程度で購入することが出来ます。
その為、こちらも安価でありながら効果的な防犯対策だと言えるでしょう。
ガードプレートを導入する
侵入被害の手口の一つとして、ピッキングだけに留まらず、
ドア枠と鍵の隙間にバールなどを差し込んでこじ開ける方法がございます。
その方法の対処として効果的なのが、ガードプレートです。
ガードプレートを導入すると、ドア枠と鍵の隙間を覆う役割を担ってくれる為、
バールなどが差し込め得なくなり、そのような被害を受けづらくしてくれるのです。
こちらも取り付けは容易で、価格も5000円程度で購入することが出来ます。
こちらも安価で効果的な防犯対策ですので、視野に入れてみることがおすすめです。
お手軽に行える防犯対策「窓」編
ここまで、お手軽に行える防犯対策のドア編について見てきましたね。
ここからは、ドアと同様に侵入被害に遭いやすい
窓のお手軽に行える防犯対策を見ていきましょう。
窓用防犯ブザーを導入する
窓の防犯対策として初めにおすすめできるのは、窓用の防犯ブザーを導入することです。
窓用の防犯ブザーは、個体差もありますが、一般的に窓がこじ開けられた際に反応し、
通常の防犯ブザーのように大きな音が鳴るように設計されています。
値段も2000円から4000円と安価なものが多く、
窓に張り付けるだけで設置が完了するものが殆どですので容易でおすすめです。
しかしながら、防犯ブザーという事で音を使って侵入者を驚かせる、
また、周囲に異変を知らせるものですので、これだけでは十分とは言えません。
その為、他の防犯ガラスや補助錠などど合わせて使用するのがベストだと言えます。
防犯ガラスを使用する
窓側から侵入する侵入被害の場合、窓の鍵に近い部分のガラスを割り、
そこから鍵を開けて侵入する手口が非常に多いです。
しかしながら、防犯ガラスを使用することによって、
ガラスを割るのに時間が掛かってしまう為に、
侵入者が途中で侵入を諦めることが期待されています。
しかしながら、注意して欲しいこととして、
割れにくいように見える網入りガラスは、ガラスの一部を割った後に
網の部分を切断してしまえば簡単に侵入されてしまいます。
その為、こちらも窓用の防犯ブザー同様、これだけを導入するのではなく、
他の防犯対策グッズと併合して使用することがおすすめです。
補助錠を導入する
最後に窓の防犯対策としておすすめできるのは、補助錠です。
一般的な窓の鍵として使われているのは、半円型の金具が付いたクレセント錠です。
これに加えて、補助錠を付けることによって
ガラスの一部を割っても簡単に中に侵入できなくなります。
価格も数百円と手軽ですので、窓用の防犯対策として侮れないアイテムです。
まとめ
入居者さんの為にも色々な防犯グッズを駆使して、防犯性の高いお家を作って行こうね!
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