設備を整えられたらシニア世代向けのマンションの経営もできるし、需要は高いよ!
シニア世代を視野に入れたマンションの経営のすすめについてお話していくね!
知っておくと便利なシニア世代に関する情報
シニア世代を対象としたマンション経営をおすすめする理由をお話する前に、
シニア世代に関する情報を頭に入れておきましょう。
こちらを頭に入れておくことで、
シニア世代を対象としたマンション経営がおすすめな理由がぐっとわかりやすくなると思いますので
ぜひご参考にしていただければ幸いです。
慢性的な少子高齢化
いきなりですが、少子高齢化が謳われている現代社会の人口に対して
65歳以上の方の割合はどれくらいだと思いますか?
総務省統計局の2021年9月のデータによると、
65歳以上の方の割合は人口に対して29.1%という結果が出ています。
また同資料によれば、
2040年には総人口に対する65歳以上のご高齢者の割合は35.5%にも上ると言われています。
(参考資料:統計局ホームページ/令和3年/統計トピックスNo.129 統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-/1.高齢者の人口 (stat.go.jp))
高齢世代の一人暮らしが増えている
厚生労働省が2019年に発表した国民生活基礎調査の概況によると、
65歳以上の方を含む世帯の中で、一人暮らしを行っているシニア世代の割合は49.5%となっており
シニア世代の半数に近い割合で高齢者の一人暮らしが行われていることになります。
シニア世代の孤独死の割合が進行してしまう恐れがあるため、大きな問題となっています。
(参考資料:Ⅰ 世帯数と世帯人員の状況(厚生労働省国民生活基礎調査))
何故シニア向けのマンション経営がおすすめなのか?
不動産投資を行う上で、ご高齢の方に賃貸を貸すことをネガティブに感じているオーナー様もしかしたらいらっしゃるかもしれません。
確かにシニア世代の孤独死が問題視されていることもあり、
ご遺体の発見が遅れてしまって清掃費が高くついてしまう可能性や
その後、そのお部屋が「事故物件」として
いわくつきとなってしまう事などがデメリットとして挙げられるため、そのお気持ちは理解できます。
しかし、きちんと設備を整えれば、その様な状況も回避可能ですし、
シニア世代向けのマンションを経営することにはメリットが多いのです。
ここからはシニア世代向けのマンション経営がおすすめの理由をお話していこうと思います。
これからも続くであろう少子高齢化時代を考えると需要がある
「知っておくと便利なシニア世代に関する情報」の所でも書いた通り、
現代の流れを見ると少子高齢化は留まることを知らず、進行していく一方です。
ここまで過疎化した少子高齢化が向こう数十年で変化するとは言い難いですので、
長期的な運営が必要になって来る不動産投資にはうってつけの策ではないかと考えます。
また、その様な現状や推測に対し、
特別養護老人ホームの入居を待機しているシニア世代が多い状況を考えると、
シニア向けのマンションと言うだけで需要が高いことは明白ですし、何よりも社会貢献にも繋がります。
立地がネックになりずらい
そもそもシニア世代を向けたマンションの母体が少なかったり、
65歳以上の方々の入居を受け入れているマンション事態が少ない為、
シニア世代向けのマンションであることだけで、大きな入居条件を満たしています。
その為、バスや電車で行ける範囲でスーパーマーケットや銀行、病院など
程度生活に困らない施設が周辺にある程度揃っていれば、
通常のマンション運営の上でネックになる立地問題が浮上しにくいというメリットが挙げられます。
その為、都心に出にくいことやその他主要な地域に出ずらいことをネックに感じているオーナー様にもおすすめなのです。
長期的なマンションの運営が可能になる
デイケアやデイサービスを運営されている方、または地域の福祉団体さんとも深い繋がりを持つようになるため、
一度軌道に乗れば、シニア向けマンションの経営が不安定になることは考えにくいこともメリットとして挙げられます。
その理由としては、デイケアやデイサービスを運営されている方、または地域の福祉団体さんとつながっていれば、
実際に入居されるシニア世代の方々に安心できる住まいを提供できる為に
頻繁に引っ越しをする方が少くなるので定着率が安定することや、
デイケアやデイサービスを運営されている方、または地域の福祉団体さんなどから
入居希望者様のご紹介を受ける可能性もある為、
通常のマンション経営よりも集客の幅が広がって空室のリスクも低くなります。
シニア世代向けのマンションを経営するうえで必要な物って?
実際にシニア世代向けのマンションを経営するとなると、数々の諸問題が浮上します。
しかし、どれも初期投資だけで対策が可能な問題ばかりです。
それらを考慮して対策を打つうえで、必要になるものは
・バリアフリー
・見守りシステム
・地域とのつながり
の三つです。
それは、ここからはその必要な三種の神器について詳しくお話していこうと思います。
バリアフリーなど設備を整える
学生や、若い単身者をメインターゲットにしたマンション経営をしていると見落としがちかもしれませんが
シニア世代向けのマンションを経営することになると気を付けなくてはいけないのは室内の設備です。
最近は元気なシニア世代の方が増えてきたように思えますが、
やはり室内であっても転倒の恐れや、動体視力の衰えや不注意による不慮の事故などのリスクがあることは否めません。
それに対策を打つとすれば、
つけっぱなしにしていたら健康に害を及ぼしたり、倒してしまうと火事になってしまう可能性があるストーブの使用をマンション内で禁止し、
その代わりにエアコンなどの暖房器具を備え付けることや
部屋の中で躓くリスクにつながる段差をなくす事。
それから、滑りやすいお風呂場などに手すりを付けておくことなどです。
既にある部屋をこのようにリノ―ベーションしなくてはならないと費用が気になってしまうかもしれませんが、
初期投資でそのような仕様にしておけばそれ以降は費用が掛からず、
応用可能なものが多い為ほぼ確実に元を取ることができると思います。
孤独死対策に見守りや家賃保証のシステムを導入
自宅を売り払って一人暮らしを行うシニア世代が多いことを考えると、
シニア世代向けのマンションを経営するとなると必然的に「単独の入居者様」が多くなると思います。
すると、入居者様のご家族や入居者様ご自身だけでなく、
オーナー様も心配になるのは孤独死や
病気などによって収入が安定せず家賃が払えない場合などの不安ではないでしょうか。
そのような状況に陥らない為に打てる対策は、
見守りや家賃保証などのシステムを行ってくださる管理会社さんを導入することです。
こちらのサイトを運営しています当社では、高齢者の賃貸総合サポートも行っている為、もし興味がおありでしたら下記のサイトをご参照ください。
このようなシステムを使用することを条件にご入居を受け入れれば、
ご入居者様にとっては生活面での安心を、
オーナー様にとっては経済面や孤独死やその他リスクの回避を提供することができる為、
もしもシニア世代向けのマンションを経営するとなると押さえておきたい設備です。
まとめ
社会貢献につながるだけじゃなく、空室対策にも他の物件との差別化を図るのにもうってつけなんだね!
見守りや家賃保証をしてくれる会社さんをご紹介してあげれば、解決可能な事ばかりだからおすすめだよ!
ついでシニア世代向けのマンション経営へ踏み出してみるよ!
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