空室対策

【空室対策にも、賃貸の差別化にも】「楽器可」の賃貸経営が逸材である理由!

空室対策 楽器可賃貸経営
トチ尾
トチ尾
ねえ家ネコちゃん。この間、入居者さんから「楽器を演奏したい」ってご要望が来たんだ。

 

家ネコ
家ネコ
それでそんなに悩んでいるのね!

 

トチ尾
トチ尾
一人だけの為に楽器の演奏を許可するのは

騒音トラブルの元になっちゃいそうだから、断ろうと思っているんだ。

 

家ネコ
家ネコ
ちょっと待って!実は「楽器を許可する事」が良い経営の兆しになるかもしれないよ!

 

トチ尾
トチ尾
それは一体どうしてだろう?

 

家ネコ
家ネコ
実は、楽器が弾けるお家はとても需要が高いからなんだ!

 

トチ尾
トチ尾
楽器を演奏するのってハードルが高そうだし、あんまりそんなイメージはないけどなあ…?

 

家ネコ
家ネコ
トチ尾君、日本で楽器を演奏する人の割合って一体どれくらいだと思う?

 

トチ尾
トチ尾
う~ん…。やっぱり、本当に限られた少数かなあ??

 

家ネコ
家ネコ
平成28年に発表された「社会生活基本調査」によると、

日本で楽器の演奏を趣味にしてる人の割合は10.9%とされているよ!

つまり、日本人の10人に1人は楽器の演奏を趣味としていることになるんだ!

https://www.stat.go.jp/data/shakai/2016/pdf/gaiyou.pdf

 

トチ尾
トチ尾
なるほど…そんなにいるんだね…!

 

家ネコ
家ネコ
けれど、楽器可の賃貸自体はそこまで一般的じゃないから、

楽器を練習するためのスタジオが沢山あるんだよ!

 

トチ尾
トチ尾
つまり、お家で楽器が弾けるだけで需要が高まるのか…!

 

家ネコ
家ネコ
そこで今回は、楽器可の物件のメリットと需要を詳しくまとめてみようね!

 

「楽器可の物件」は大きく分けて二種類

空室対策 楽器可賃貸経営

一口に楽器可の賃貸と言っても、その中には

【楽器「相談」可】の物件と【楽器「演奏」可】の物件の二種類が存在します。

まずはその二つの違いを見てみましょう。

楽器「相談」可な物件

基本的に建物の構造は、一般的な賃貸と変わりません。

つまり、防音対策という防音対策は取られていない場合が多いということです。

ここまでを踏まえると、きちんとした防音対策が取られていないのに楽器を演奏するなんて

騒音トラブルになりそうだ…。とご心配なされるのではないでしょうか。

しかし、その必要はありません。

建物の構造自体は一般的な賃貸と変わりないのに、なぜ「楽器相談可」である物件を経営できるのかと言うと、

楽器が演奏できる時間帯と、演奏できる楽器の種類を指定している場合が多いからです。

つまり、楽器相談可の物件は

「音が漏れる可能性は大いにあるけれど

【12時~16時まで電子ピアノとギターだけ】だったら弾いても大丈夫だよ」

というように、特殊な条件下の元、音が響いてしまうことを認めている物件であると言えます。

楽器「相談」可の賃貸

防音対策は行われていないが、定められた条件の元限られた演奏が可能な賃貸

楽器「演奏」可な物件

学生の頃の音楽室を思いだしてみると、

ドアは異様に重く、縁にゴムパッキンのようなものがついていたり、

床に分厚い絨毯のようなものが敷かれていたことなどを思いだしませんか?

そのような仕様になっているのは、音が外に漏れないように対策が取られているからです。

音楽室で取られていたような防音対策が部屋に成されている物件を「楽器演奏可能」と言う、と考えるとわかりやすいでしょう。

部屋の仕様としては、物件の天上、床、壁などに遮音性のある素材を仕込んだり、

部屋の窓やドアを二重にするなどして、音が外に漏れないような対策が施されている場合が多いです。

楽器「演奏」可の賃貸

音が漏れないよう、防音対策が行われている賃貸

「楽器相談可」と「楽器演奏可」の物件の違い

空室対策 楽器可賃貸経営

ここまで、楽器可の物件の種類を大きく二つ見てきましたね。

ここからは、「楽器相談可」と「楽器演奏可」の物件を比べて違いを見てみましょう。

演奏できる楽器の種類

「楽器相談可」の物件で演奏できる楽器の種類

「楽器相談可」の物件はきちんとした防音対策が取られていない場合が多く、

音量の調節ができない楽器や、下の階に響きやすいドラムなどが演奏できない傾向にあります。

「楽器演奏可」の物件で演奏できる楽器の種類

その点、「楽器演奏可」の物件であればきちんとした防音対策がなされている為

演奏できない楽器の指定はほとんどないのでストライクゾーンが広くなります。

演奏できる時間帯

「楽器相談可」の物件で演奏できる時間帯

「楽器相談可」の物件は楽器が演奏できる時間を「○時~□時まで」と定めている場合が多いので、

いつでも好きな時に好きな楽器を演奏することはできません。

その為、楽器を演奏できる時間に限りがあります。

「楽器演奏可」の物件で演奏できる時間帯

対して、「楽器演奏可」の物件は防音対策がきちんと行われている為、楽器を演奏する時間に限りがありません。

音量も時間帯も気にせず、いつでも好きな時間帯に好きなだけ楽器を演奏することが可能です。

しかし、入居者様同士のトラブルを避けて頂くために

きちんとモラルの有る行動を心がけてもらうように働きかけましょう。

 

トチ尾
トチ尾
同じ楽器可の賃貸と言っても、

【楽器「相談」可】の賃貸と【楽器「演奏」可】の賃貸では特徴が変わって来るんだね!

 

家ネコ
家ネコ
二つの間で特徴が変わってくるように、

楽器「相談」可の賃貸と、楽器「演奏」可の賃貸の「需要」もまた変わって来るんだ!

 

トチ尾
トチ尾
なるほど!家ネコちゃん、それも詳しく教えて!

楽器可の賃貸の需要とは

空室対策 楽器可賃貸経営

ここまで、楽器可の物件の種類についてまとめてきましたが、

その需要は楽器「相談」可の賃貸なのか、はたまた楽器「演奏」可の賃貸なのかで変わってきます。

一つずつ詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

楽器「相談可」の賃貸の需要

趣味で楽器を弾きたい方を集える

プロの音楽家を目指しているのわけではなくとも、趣味として楽器の演奏をしたいと思っている方は

楽器「相談」可の物件を選ぶ場合が殆どです。

その理由として、楽器「演奏」可の物件は、その設備を整えるのにお金が掛かるので

家賃が比較的高い傾向にあるからだと言えます。

その点、楽器「相談」可の物件の設備は一般的な賃貸とあまり変わらない為、

家賃はそれほど高く設定されることはあまりありません。

また、導入部分でもお話した通り、日本人の10人に1人が趣味で楽器を演奏するということを考えると

趣味で楽器を弾きたいと考えている方々に楽器「相談」可の物件の需要は高いと言えます。

大きなコストが掛からない

楽器「演奏」可の賃貸の設備を整える為には、当たり前ですが多大なコストがかかります。

例えば、まるまる一部屋を防音対策のとれた部屋にリノベーションするとしても

ざっと100万円以上、最悪の場合400万円以上ものコストがか掛かってしまいます。

それ故に楽器「演奏」可の賃貸は家賃設定が高額である場合が多いのですが、

もしも周辺の地域に音楽の大学や教室、

ライブハウスなどがない場合はコストが回収できなくなる恐れが大きいと言えるでしょう。

そのようなリスクを抑えるために

設備はそのまま、条件を設けて楽器の演奏を許可する楽器「相談」可賃貸の経営方法は

オーナーさんの懐事情に優しいと言えます。

楽器「演奏」可の賃貸の需要

音楽大学の学生を集うことができる

楽器「演奏」可の賃貸にすることで、

日常の練習に置いても本格的な楽器の演奏を求められている音楽大学の学生を集うことも可能になります。

音楽大学に通う学生たちは、千種様々な楽器を演奏する場合や

演奏できる時間帯を限られてしまうと練習ができなくなってしまう場合もある為

演奏できる楽器や、時間帯の指定がない楽器「演奏」可の賃貸は需要が高いと言えます。

もしも近辺に音楽が専攻できる大学があるのであれば、大学に賃貸の広告を出して頂ける場合もあるので

集団でお部屋を埋めてくださる可能性も高くなり、空室対策にはもってこいだと言えるでしょう。

楽器を演奏しない方にも需要が高い

実は楽器を所有しない方々にとっても、

楽器「演奏」可の物件の需要が高まっているのをご存知でしょうか。

楽器を演奏しても大音量で音が漏れないほど防音対策がキチンとされているお部屋は

賃貸などでよく問題として挙げられがちな騒音トラブルを避ける方々への需要が高いと言えます。

また、このご時世だからこそ重宝される特徴として挙げられるのが、

新型コロナウィルスの蔓延に伴って在宅で仕事を増えている方が、遮音性の高い部屋を求めているという点です。

また、自宅で映画館気分を楽しむために大音量で映画を見たい方、

自宅でコンサート気分を楽しむために大音量で音楽を聴きたい方などにも、

防音対策がきちんとされている楽器「演奏」可の物件は需要が高いと言えます。

楽器可の物件にするなら、どちらがよりおすすめなの?

楽器「相談」可の物件と、楽器「演奏」可の物件は、

どちらがより良いなどの断定はできません。

何故なら、やはり、どちらの形態も対象としている存在が異なるからです。

自分にとってどちらがより良いのかを見極めるには

まずは、周辺の地域に音楽大学が存在するのか否かを調べてみたり、

その他楽器を使用する可能性がある施設を探してみることがおすすめです。

その上で、そこで得られる利益によって元本を回収できる見込みがある場合は

設備を整え、防音対策のとれた楽器「演奏」可の物件を経営するのもいい手だと言えます。

しかし、そうではない場合は、建物はそのままで

付加的な価値として楽器「相談」可の物件を経営するのも良い手だと言えます。

まとめ

空室対策 楽器可賃貸経営
トチ尾
トチ尾
特殊な需要が満たされる物件を経営するということは、

それだけ入居者さんにとって居心地のいい環境を提供できるってことなんだね!

 

家ネコ
家ネコ
その通り!

だからこそ、トチ尾君も楽器可の賃貸経営を考えてみてもいいかもしれないね!

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