今日は一体何に頭を悩ませているのかな?
僕のマンション、入居者さんの入れ替わりが激しくて…リフォーム代が馬鹿にならないんだ。
空室が出やすくなるし、原状回復の作業もやらなきゃで経済的にも負担になるよね…。
入居者さんに長く住んでもらう為にできる効果的な方法は沢山あるよ!
今回は僕にその方法を教えてくれないかな?
入居者さんに長く住んでもらう為の効果的な方法を教えちゃうよ!
なぜ入居者さんには長く住んでもらった方が良いの?
入居者さんに長く住んで頂く為にできる効果的な方法をお教えすると言いましたが、
そもそも何故入居者さんが定住してくださることを強くおすすめするのでしょうか?
実は、そこには大きなメリットが沢山あるからです。
ここからは、入居者さんに長く住んで頂く為にできる効果的な方法を見る前に、
入居者さんが定住することのメリットをまとめていきます。
経費が削減できる
何らかの理由によって退去者さんが出てしまった際、
次の入居者さんを集う前に原状回復の義務を果たさなくてはいけませんね。
退去者さんが負担しなければいけない部分はあるものの、
故意に汚れてしまった点以外はオーナー様が補わなくてはいけない点。
短期間で入居と退去を繰り返されてしまっては、経費が余分に掛かってしまう事と思います。
また、退去者さんが去った後になかなか入居希望者さんが現れず、
空室の状況が長期間続いてしまえば、その分広告費も掛かってしまいます。
それらを削減する為にも、入居者さんの定住率を上げることで、
長い間マンションに住み続けていただき、
退去者さんを出しにくくすることが重要なのです。
インカムゲイン(家賃収入)が安定する
ほぼ満室状態で長期的に定住して頂けるとなると、
それだけ不動産会社さんに流す物件の広告量が減る為費用が抑えられるだけでなく、
オーナー様が取得できるインカムゲイン(家賃収入)も安定するというメリットがあります。
また、そのメリットは享受することができれば、
不動産投資を行う上で「何年までにローンを返済する」と事前に計画を立てているオーナー様が多いと思いますが、
なかなか理想通りにいかない中で、それができるだけ理想に近い形で実現することが可能になります。
マンションの治安も安定する
入居者さんの入れ替わりが激しい場合、住人間のかかわりは希薄になってしまう為、
少しのことで摩擦が生まれてしまい、トラブルの火種になってしまう可能性は否めません。
それだけでは終わらず、一度トラブルが解決したと思ったら、また新しい入居者さん同士でトラブルが起きる…など
のべつ幕無しに慌ただしい環境を生んでしまう事もあります。
長期的に落ち着ける家を求めている入居者さんにとっては、そのような環境は望ましくないのではないでしょうか。
しかし、殆どの入居者さんが長期間にそのマンションに住んでいる場合、
もしくは、少なくとも長期的にマンションに住むことを望んでいる場合、
些細な事では自身の立場を苦しめてしまうようなトラブルを起こすことは考えられませんし、
もしあったとしても当人に当たるのではなく、きちんと管理会社さんやオーナー様に話を通してくださる常識的な方が多いです。
その為、マンション内の治安や環境が安定し、尚のこと全ての入居者さんにとって住み心地の良いマンション作りが可能になります。
空室が出にくくなる
当たり前のことですが、退去者さんが出ないということは
今入居者さんが住んでらっしゃる部屋が空室になることはないということです。
つまり、マンションに定住してくださる入居者さんを増やすことができれば、
それだけで空室対策に有効だということです。
また、現代では何かを購入する際に、口コミを重視する方が多く見受けられますが、
一説によれば、誰かが認めているものはそれだけの価値があるものだ、と考える心理から来ています。
その為、入居率や定住率が高ければ高いほど、もしも空室が出てしまったとしても
広告を出す際に競争率が高く、魅力的な物件として紹介可能であるため、
それだけでも他の物件より惹かれるアピールポイントとして際立ってくるのです。
定住率を上げる効果的な方法って?
ここまでは、なぜ入居者さんに長く住んでいただいた方がいいのかという理由を挙げてきましたね。
長く住んでいただく事には、空室のリスクが軽減されることだけでなく、
経済的にも安定することがご理解いただけたでしょうか。
ここからは、それを実現して不動産投資で安定した利益を上げる為にできる
効果的な方法をまとめていきます。
是非ご参考にお読みくださいませ。
審査をつぶさに行う
こちらは入居前に行えるとっても簡単かつ、効果的な定住率の上げ方です。
空室を埋めよう、と考えるとなかなか入居者さんを選ぶ立場にはなれないと感じるオーナー様も多いかと思います。
しかし、入居の審査をきちんと行わないと、
家賃を滞納される方や、他の入居者さんと調和的な関係を築けない方、
また、ゴミを溜めてしまって周辺の住居者さんたちに迷惑をかけてしまう方など
トラブルメーカーになってしまう入居者さんが増えてしまいます。
オーナー様の心情からすれば、問題をあまり起こさない良い入居者さんに長い間住んでほしいのではないのでしょうか。
それを実現するために、入居の審査を厳しくしたり、
どのような人柄なのかつぶさに把握することは必要不可欠です。
また、この際には大雑把でもどれくらいの期間入居するのかお聞きすることも効果的です。
住んでいるのは入居者さんでも、マンション自体はオーナー様の所有物です。
自身のマンションにどのような人が住むのか知ること、
そこに注意を払ってきちんと把握しましょう。
アンケートを取ってみる
良い入居者さんは対応や素行が良いだけに
マンションの状態や運営、または管理等の対応に対して何か不満や報告したいことがある場合などに、
それらをため込んでしまうケースが多くあります。
どれだけ気が良い人だとしても不満をため込み続けて平気な人など珍しいとは思いませんか。
それと同じく、不満をため込んでしまいがちな良い入居者さんは、そのまま何も言わずに住居を変える選択をしてしまう事があるのです。
その為、それを阻止するために、入居者さんが抱えている不満や思っていることを発散できる場所を作ってあげることをおすすめします。
そこに住んでいるからこそ見える視点で、思いもよらぬ指摘を受けることもきっとあるとは思いますが、
改善することによってよりその方々にとって住みやすい環境を整えることができれば、
良い入居者さんが離れていく確率はグッと下がることでしょう。
また、入居者さんの声に耳を傾け、真摯に対応してくださる姿勢は必ずしも入居者さんに伝わります。
入居者さん思いのオーナー様という良いイメージを持ってもらえることで、
マンションに住み続けることの付加価値を提供することもできる為、
一石二鳥の方法だと言えます。
積極的にコミュニケーションをとる
副業で不動産投資を行っていたり、そうでなくても忙しくて
マンションの経営にあまり時間が割けないオーナー様も沢山いらっしゃると思います。
しかし、入居者さんにとって、オーナー様とのコミュニケーションが取れているか否かで
その方が住まれている物件や、ひいてはマンションに対する愛着は大きく変わります。
マンションを気に入っていただくだけでなく、オーナー様や、
(もしも管理業務を委託しているのであれば)管理会社さんに対して
好印象を抱いていただければ、
物件やマンションに頼った体感的な住み心地の良さだけでなく、精神的な住み心地の良さにもつながります。
少し顔を合わせて話すことが一番のおすすめですが、
人によってはプレッシャーに感じてしまったり、
テレワークが増えてることもあり家にいても余裕がない場合、
または、緊急事態宣言が解除された今でもコロナウイルスが蔓延している現状を考えたら衛生的な配慮が必要となる為
上記で挙げたようにアンケートを取ったり、掲示板にオーナー様の人柄が伝わる掲示を施したりと
対面でなくとも伝わる形でコミュニケーションを図ることをおすすめいたします。
問題が起きた際は迅速に対応する
マンションに集まっている入居者さんたちは、
当たり前ですが一人一人違った人間で、生活スタイルも異なるものです。
その為、入居前にどれだけ慎重に審査を行ったとしても何か問題が浮上してきてしまう事は塞ぎようのないことです。
例えば、上の階の入居者さんの帰宅が夜遅くて、足音で深夜に目が覚めてしまうなどの苦情などは安易に起こりうるトラブルですね。
そのような隣人トラブルやその他のトラブルは起こってしまうものですが、
だからと言って腰が重くなってしまってはオーナー様の信用が傷ついてしまいます。
また、そのようなトラブルを拗らせて長引かせてしまうと、両方の入居者さんを一度に失ってしまうだけでなく
その周辺の入居者さんも居心地の悪さを感じてしまい、マンションから退去されてしまう可能性も否めません。
自主管理のオーナー様であれば、できるだけ迅速な対応を、
また、管理会社さんに管理業務を委託される場合は、クレームやトラブルの対応力があり、
すぐにでも現場に駆け付けられるほど真摯に向き合ってくださる会社さんをお選びください。
まとめ
確かに僕、今まで空室を埋めることに必死できちんと入居者さんの審査をしてなかった気がする…。
マンションにどのようが人が住むかっていうことも重要だね!
それだけマンションに魅力が溢れているという事!
きちんと利益を得る為にも、入居者さんにとって心地の良い環境づくりに勤しもう!
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