不動産投資を行っている上で頻発する「騒音トラブル」対処法完全マニュアル
についてお話していくね!
どこからが「騒音」になるの?
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入居者さんにより住みやすい住環境を整えるには、
集合住宅で起こりやすい「騒音トラブル」にも気を配る必要がございます。
一体どこからが「騒音」とされるのか、また、
その基準値は地域と時間帯によって異なりますが
客観的にそれを定めることは可能です。
ここからは、一体どこからが「騒音」になるのか、より客観的に見ていきましょう。
騒音を判断する際に基準となる「デシベル」について
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騒音か否かを判断する際には、「デシベル」というものを基準に考えます。
このデシベルとは一体何なのでしょうか。
デシベルとは、音の強さや音圧レベルの単位を指します。
基本的に50デシベル以下であれば、人はストレスを感じにくいとされています。
そんなデシベルですが、壁越しに聞こえる音や、反響音によっても異なります。
デシベルごとの音の詳細とは
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ここまで、騒音の基準値はデシベルという単位で表すことが出来る
というお話をしてきましたね。
しかしながら、一体どの音が何デシベルに該当するのかあまりピンとこないかと思います。
そこでここからはデシベル別にどのような音に該当するのか
下にまとめましたので見てみましょう。
- 20デシベル…木や葉っぱが触れ合う音に相当
- 30デシベル…囁き声に相当
- 40デシベル…静かな住宅街や、図書館に相当
- 50デシベル…エアコンの室外機の音や、静かな事務所の音に相当
- 60デシベル…普通の話し声や、隣の家のチャイム音に相当
- 70デシベル…掃除機や騒々しい街頭に相当
こちらを踏まえてみますと、40デシベル以上であれば、
明確に聞こえるレベルの音であることが解りますね。
住居用の住宅だと凡そ何デシベルなのか
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騒音のレベルは周囲に工場がある場合や、商店街など人が集まりやすい場所が
周囲にある場合、または周辺が閑静な住宅街である場合など、
その建物が建っている周辺の環境にも左右されますが、
それを差し置いて住居用の住宅から聞こえる音は、
凡そ昼間は55デシベル以下、夜間であれば45デシベル以下だとされています。
これを踏まえるに、
どの建物であっても騒音トラブルは起こりかねないという事が理解いただけると思います。
集合住宅でよくある「騒音」の苦情って?
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騒音の対策をしていく前に、
そもそも集合住宅ではどのような騒音の苦情が来やすいのか
把握しておくことも必要です。
その人自身や部屋の位置によっても、騒音の原因となってしまう理由は異なりますが、
集合住宅の中で騒音の原因として苦情が来やすい事例は以下の通りです。
- 人の声
- 足音
- ペットの鳴き声
- 洗濯機・掃除機などの音
- テレビ
- ステレオ
- 楽器
- トイレやお風呂などの排水音
- ドアの開け閉めの音
これらを踏まえると、
人が普通に生活している音でさえも騒音になりえることが解りますね。
また、夜になれば人が寝始めて静かになって行きますので、
それ程大きな音でなくとも大きく聞こえてしまうことがございますし、
気を付けていても騒音だと言われてしまう可能性は避けられませんね。
騒音トラブルが生まれる前にできる事って?
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ここまで、騒音の基準値について見てきましたね。
建物が置かれる環境によっても異なるものの、
凡その建物が騒音トラブルを起こしかねない状況にあることが
ご理解いただけたと思います。
そこでここからは、騒音トラブルが起こる前に取れる対処法について見ていきましょう。
遮音性の高い建物にする事
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建物を建てる前に騒音トラブルの対処法として行えるのは、
遮音性の高い素材を使用することです。
遮音性が最も高いと言われているのは鉄筋コンクリート造の建物と言われており、
反対に最も遮音性が低いのは木造や軽量鉄骨造、重量鉄骨造だと言われております。
軽量鉄骨造や重量鉄骨造は、木造に比べて遮音性が高いように考えられていますが、
実は木造と比べても遮音性はさほど変わりません。
その為、遮音性を高く設計したいのであれば、
建物を鉄筋コンクリート造で建てることがおすすめです。
部屋にも騒音対策を施す
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また、入居者さんが入居される前に行える方法としましては、
お部屋にも騒音対策を施すことです。
具体的に言えば、壁に遮音パネルや遮音シートなどを施すことや、
床下に遮音材を使用する事、また窓を二重サッシにすることなども
遮音性を高くすることが出来ますのでおすすめです。
騒音トラブルが発生したらどう対処したらいい?
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ここまで、騒音トラブルが起こってしまう前にできる対処法について見てきましたね。
しかしながら、
生活していたら想定外の大きな音が出てしまう事はございますし、
一人一人の生活のリズムも違いますので、
夜中でも周囲の方が騒がしく感じてしまう音を出される方もいらっしゃいます。
その為、騒音トラブルが起こってしまうことは覚悟しておきましょう。
その上で、どのように対応したら良いのかという事について知っておきましょう。
まずはお話を丁寧に伺うこと
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入居者さんから騒音トラブルの相談が入った際には、
ますはお話を丁寧に伺いましょう。
その際には、音に気が付いた時期、音がする時間帯、頻度、騒音の場所
についてお聞きしましょう。
こちらは、これから騒音について対処する際に必要な情報ですので、
出来るだけ正確に教えていただきましょう。
また、もう一つきちんと心がけなくてはいけないのは、
入居者さんに親身になってお話を伺う事です。
騒音トラブルは小さなことでも大きなストレスを生む可能性があるものですから、
最悪の場合退去を考えられてしまうこともございます。
その為にも丁寧に親身にをキーワードにお話をお伺いしましょう。
騒音の原因を決めつけないこと
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騒音のトラブルが起こった時、相談されている入居者さんのお話を
丁寧に、親身に聞くことはとても重要です。
しかしながら、その際に「102号室の方です」と言われたとしても、
実は103号室の方だった、と言うように
騒音の原因だろうと思っていた方が違っていたという場合もございます。
その為、騒音の原因を決めつけてしまう前に、
入居者の皆さんに手紙や張り紙などで騒音トラブルの旨を伝えてみて、
まずは様子を見てみることが重要です。
直接伝える時には誠意を持つこと
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騒音の原因となる入居者さんが把握できましたら、
直接騒音の元になっていることを伝えることも有効です。
しかしながら、直接伝える際にも誠意は忘れないようにしましょう。
同じ場所に住んでいると言っても、人によって生活様式は様々です。
夜勤で働いている方、お子さんがいらっしゃる方、
またお年を召していて耳が聞こえづらいからとテレビの音が大きくなってしまう方、
それぞれの方々にとって騒音の原因となってしまう理由も様々です。
その為、騒音の原因となってしまう理由を注意するというよりも、
「これから気を付けていきましょう」とお願いをするように伝えましょう。
アフターフォローも忘れずに行うこと
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騒音で困っている方への状況の報告だけに留まらず、
騒音の原因となってしまった方にもアフターフォローは忘れないようにしましょう。
その対応としましては、管理会社さんにお願いしてもいいですが、
オーナー様自身で行うことも効果的です。
また、今後も何か困ったことがあれば相談して欲しい旨を伝え、
信頼関係も築けると良いでしょう。
まとめ
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